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「2666」ロベルト・ボラーニョ著

ハードカバー2段組で800ページ以上、価格約7000円という大著を買った。
2003年に50歳で死去したスペインの作家の遺作である。

まだ読み始めたばかりだが、帯にも書いてあるボードレールによるエピグラフ「倦怠の砂漠のなかの恐怖のオアシス」そのままに、倦怠と狂気を感じさせる描写のあちこちに残酷さと暴力に満ちた地金が顔をのぞかせる。
持ち歩けないほどの分厚さだが、訳文もこなれていて読みやすい。舞台は現代のヨーロッパと南米。20世紀末の世界を描いていて日本人が読んでも同時代の文学という感じがする。思いがけず「リング」と思われる映画のエピソード織り込まれていたり。

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このイラストはあるソーシャルゲームために描いたものだが、なんだかこの小説の雰囲気に近い気がするので。

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Skull

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